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【ABCレポート】『アラビュー2015年 春のお茶会』(4/26)

茶道の心得、薄茶のお手前(立礼式)を学び、懐石仕立てのランチを頂く、 初の「和の学び、体験」イベントとして
『ABC アラビュー2015年 春のお茶会』を八芳園にて開催しました。
晴天に恵まれた日曜日。会場には、緑の和の庭園を見下ろす窓を背に、裏千家茶道 立礼の卓、道具一式が設置されています。
ご参加の皆様も、和のイベントという事で、華やかにお着物でお越しの方が多い様でした。



まずはABC太田理事より「茶道をぜひ気軽に楽しんで欲しい」と開会のご挨拶がありました。



八芳園料理長からメニューの説明があり、懐石ランチをコースでいただきます。

 

続きまして、今回の講師として、幼少よりご両親(北見宗一、宗晴)より茶道を学び、
ご自身もまた茶道を次世代へ受け継いで行きたいと意欲的に活動する「北見儒嗣(よしつぐ)さん」、
妹の「綾野さん」のご兄弟、そして北見社中のお二人を迎え、お点前を習います。



儒嗣さんが、この日の為に選んだお道具についてそれぞれ解説されます。
お掛け軸は、迷いの多い時代なので「不動心」を、お花は、玉手箱をあけた浦島太郎とは逆に若返るという願いを込め、
今朝実家のお庭に咲いた「浦島草」を、お母様を説得して切って頂いたそうです。
まるで釣り糸をたらしている様な姿が、大変珍しい植物です。
その他、お釜、お茶碗等についても解説しつつ、綾野さんが華麗にお手間を披露。
ご参加の方の中から、3名様に代表として御作法を体験していただきました。
他の皆様には、お茶菓子と立て出しで御抹茶を召し上がって頂きました。

   

   

そして今度はご参加の皆様にも、それぞれお席にて順番にお抹茶を立て、お隣の席の方に召し上がって頂きました。

   

お点前の後は、都山流尺八師範であり、その作風から「幻想尺八家」と呼ばれる入江要介さんが、2曲をアコースティックで演奏。
竹で出来た、穴が5つだけあるシンプルな作りの尺八という楽器で、どのように西洋音階の音を出すのかなど、
普段触れる事の少ない楽器、音楽について興味深い解説もあり、みなさま、演奏とお話に聞き入っておりました。

   

最後に、皆様で記念撮影をし、抹茶立ての際に使われた茶せんを各自お持ち帰り頂き、お開きとなりました。
ご参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

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